addr2line をドロップイン置換する llvm-addr2line

SYNOPSIS

llvm-addr2line [オプション]

説明

llvm-addr2linellvm-symbolizer(1) ツールのコマンドの別名で、デフォルトが異なります。目的は GNU の addr2line をドロップイン置換することです。

違いを以下に示します

  • llvm-addr2line はすべてのアドレスを 16 進数として解釈し、オプションの 0x プレフィックスを無視するのに対し、llvm-symbolizer はリテラルのプレフィックスから基数を判断し、プレフィックスがない場合は 10 進数をデフォルトとします。

  • llvm-addr2line はデフォルトで関数名を印刷しません。使用して -f これを使用します。

  • llvm-addr2line はデフォルトで関数名をデマングルしません。使用して -C デマングルをオンにします。

  • llvm-addr2line はデフォルトでインラインフレームを印刷しません。使用して -i インライン関数内のソースコードの場所のインラインフレームを表示します。

  • llvm-addr2line–output-style=GNU をデフォルトで使用します。

  • llvm-addr2lineLLVM_SYMBOLIZER_OPTS ではなく、環境変数 LLVM_ADDR2LINE_OPTS からオプションを解析します。

参照

llvm-symbolizer(1)