llvm-as - LLVM アセンブラ¶
要約¶
llvm-as [オプション] [ファイル名]
解説¶
llvm-as は LLVM アセンブラです。人間が読める LLVM アセンブリ言語を含むファイルを読み込み、LLVM ビットコードに変換し、結果をファイルまたは標準出力に出力します。
ファイル名 が省略されるか -
の場合は、llvm-as は標準入力から入力を読み取ります。
-o オプションを使用して出力ファイルが指定されていない場合、llvm-as は次のルールに従って出力をファイルまたは標準出力に送信します。
入力が標準入力の場合、出力は標準出力になります。
入力が
.ll
で終わるファイルの場合、出力ファイルは同じ名前になりますが、サフィックスが.bc
に変更されています。入力が
.ll
サフィックスで終わらないファイルの場合、出力ファイルは入力ファイルと同じ名前になりますが、サフィックス.bc
が追加されます。
オプション¶
- -f
端末でバイナリ出力を有効にします。通常、llvm-as は出力ストリームが端末の場合、バイナリビットコード出力を書くことを拒否します。このオプションを指定すると、llvm-as は出力デバイスに関係なくバイナリビットコードを書き込みます。
- -help
コマンドラインオプションの要約を印刷します。
- -o ファイル名
出力ファイル名を指定します。ファイル名 が
-
の場合、llvm-as は出力を標準出力に送信します。
終了ステータス¶
llvm-as が成功した場合、終了コード 0 で終了します。それ以外の場合は、エラーが発生したので非ゼロ値で終了します。
関連情報¶
llvm-dis(1)、as(1)